お客様からの質問:
お酒と抗生物質はダメなのは分かっているけど、今夜は親友の結婚式!一杯だけ飲んでも大丈夫?
薬剤師の回答:
これは、私たちが毎日何らかの形で耳にする質問の一つです。抗生物質の投与は5日間以上かかる場合が多く、アルコールを摂取すると社交の予定に支障をきたすことがあります。CO Bigelowでは、患者さんが十分な情報に基づいて適切な判断を下せるよう、いくつかの重要なポイントをお伝えしています。
「抗生物質を飲んでいるのですが、一杯だけ飲んでも大丈夫ですか?」
まず第一に、定期的に処方される抗生物質の中には、いかなる状況においてもアルコールと混ぜてはいけない薬がいくつかあります。フラジール(メトロニダゾール)、ティンダマックス(チニダゾール)、バクトリムまたはセプトラ(スルファメトキサゾール/トリメトプリム)は、ほんの数口飲んだだけでも、最初の一杯をすぐに後悔することになります。これらの薬は、アルコールを分解する主要な代謝経路の一つを阻害するため、顔面紅潮、頭痛、心拍数の増加、激しい吐き気や嘔吐などの症状を引き起こします。つまり、「楽しい」気分を味わえず、完治しないひどい二日酔いに直行してしまうのです!CO Bigelowでは、これらの薬を服用している患者様には、最後の錠剤を服用してから少なくとも72時間はアルコール飲料を摂取しないようお勧めしています。これらの問題のある薬を除けば、定期的に処方される抗生物質は、一般的にアルコールと混ぜても問題ありません(ただし、推奨はされません)。実のところ、アルコールは抗生物質が本来の働きをし、体内の感染症と戦う能力を阻害するわけではありませんが、体の他の回復メカニズムには影響を与えます。アルコールを飲んだことがある人なら誰でも、脱水症状、睡眠不足、栄養吸収の低下、低血糖、めまい、エネルギーの低下など、体への影響をご存知でしょう。これらはすべて、体の回復を妨げ、100%の状態には戻らない原因となります。つまり、アルコールはほとんどの抗生物質と相互作用を起こさないものの、病気から最大限の回復を目指す能力を低下させることは間違いありません。総合的に考えると、1杯飲んだからといって大きな苦痛を感じることはまずないでしょう。抗生物質を服用中はアルコールを控えることをお勧めしますが、どうしても1、2杯飲まなければ
ならない場合は、前述の3つの薬を服用していない限り、全く問題ありません。ただし、飲む量は最小限に抑えてください。さもないと、朝起きた時に体に何をしてしまったのか後悔することになるかもしれません。
ブログに戻る